部門紹介

医局

高齢者の慢性期医療における私たちの役割

 高齢になるにつれて、高血圧、糖尿病、心不全、認知症、腎機能低下など、複数の疾患を併せ持つことは自然な経過です。急性期病院では、それぞれの病気に対する専門的な治療が行われるため、多くの内服薬を継続した状態で当院に転院されてくる患者さんも少なくありません。
 いわゆるポリファーマシー(多くの薬を併用している状態)は、転倒やふらつき、食欲低下など、生活機能に影響を及ぼすことがあります。代謝機能が低下した高齢者では、副作用のリスクも高くなります。
 当院のみで完結できる医療には限りがあり、専門的医療機関との連携は欠かせません。私たちは、急性期医療の現場で尽くされている最善の努力に深い敬意を抱いています。
 そのうえで、高齢者の慢性期医療を担う当院には、もう一つの大切な役割があります。それは、患者さんの身体機能や生活全体を見つめ直し、治療のあり方を総合的に再検討することです。
 個々の疾患には、それぞれ専門分野から示された治療指針(ガイドライン)があります。しかし、80代、90代、さらには100歳を超える方も珍しくない現在、このような高齢者を対象とした科学的エビデンスは十分とは言えません。多くの疾患を抱える高齢者に、若い世代を中心に作られた治療をそのまま当てはめることが、必ずしも適切とは限らないと考えています。
 当院ではガイドラインを尊重しつつ、患者さん一人ひとりの予後や生活機能、ご本人の価値観を踏まえながら、総合的に治療方針を判断していきます。
 私たちが目指しているのは、検査数値の改善だけを追い求める医療ではなく、穏やかな生活と尊厳を守る医療です。慢性期医療とは、疾患ごとの治療を単に積み重ねることではなく、一人ひとりの人生の時間に寄り添った医療を提供することだと考えています。

看護部

釧路北病院看護部は『和顔愛語(わげんあいご)』の心を大切にし、笑顔と思いやりのある言葉で、
患者さんとご家族に寄り添う看護を実践しております。
医療は技術だけでなく、人と人との関わりの中で成り立つものです。
安心と信頼を感じていただけるよう、日々心を込めて看護・ケアにあたっています。

看護理念
  ・和顔愛語の実践を通し、心と身体に寄り添う看護を提供する
  ・和やかな表情で接する
  ・思いやりのある言葉を大切にする
  ・一人ひとりの尊厳を守る
  ・安心・安全な医療の提供に努める

和顔愛語とは?
『和顔愛語』とは、穏やかな笑顔と思いやりに満ちた言葉で人に接することです。
私たちは、この言葉を看護の原点とし、全ての関りの中で実践しています。


働く環境について
北病院看護部では、思いやりのある人間関係、チームで支え合う風土を大切にしています。
経験の有無に関わらず、「人に寄り添いたい」という想いを大切に出来る方を歓迎致します。

リハビリテーション科

当院には、脳血管障害や神経難病、がんや心不全などの内部障害、長期間の安静による筋力体力の低下(廃用症候群)、骨折などの運動器疾患、認知症、誤嚥性肺炎など、さまざまなご病気を抱えた患者さんが入院されています。多くの方が、ご自宅や施設での生活が難しくなり、療養を必要とされています。また、症状が重い方も多く、急性期や回復期のリハビリテーションのように、大きな機能回復や新しい動作の獲得を目標とすることが難しい場合も少なくありません。
そのような患者さんに対して、当院のリハビリテーション科では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が連携し、それぞれの専門性を活かしながら支援を行っています。患者さんお一人おひとりの心身の状態や生活の状況に合わせて、現在の機能をできるだけ保ち、また少しでも向上できるように関わっています。そして、残されている能力を大切にしながら、「できること」を少しでも増やしていけるよう取り組んでいます。
また当院では、人生の最期の時間を過ごされる患者さんも多くいらっしゃいます。そのため、終末期のリハビリテーションにも力を入れています。痛みや苦痛を和らげたり、楽な姿勢を整えたり、関わりを通して心と体の両面を支えることを大切にしています。患者さんが最期のときまでその人らしく、尊厳を保ちながら過ごしていただけるよう支援しています。
これからも多職種と連携しながら、患者さんお一人おひとりの状態や思いに寄り添い、その人らしい生活を支えるリハビリテーションを提供していきます。
 
理学療法
・理学療法では、関節が硬くなること(拘縮)や筋力低下を予防するための運動、起き上がりや座るといった起居動作の練習、褥瘡の予防対策や楽に過ごすための姿勢調整(ポジショニング)などを行います。また、可能な方には立ち上がりや歩行練習、日常生活の動作練習なども行い、身体機能・動作能力の維持向上を図りながら活動量の維持につなげています。

作業療法
・作業療法では、食事・身だしなみ・排泄など日常生活の動作を保つための練習を行います。また、患者さんの状態に合わせた環境の調整や、自助具(生活を助ける道具)の選定も行っています。さらに、患者さんのこれまでの生活や興味・関心を大切にしながら、作業活動を通して楽しみや生きがいにつながる活動を支援しています。

言語聴覚療法
・言語聴覚療法では、食べることや意思を伝えることを支えるリハビリテーションを実施しています。失語症や構音障害などのコミュニケーションの問題に対して、ことばの練習やコミュニケーション手段の検討・導入を行っています。また、摂食嚥下機能の評価・練習を実施し、安全な食事形態や姿勢を提案しています。さらに、病棟スタッフや栄養士とも連携し、安全な経口摂取方法について情報共有を心掛けています。

栄養科

 栄養科は、管理栄養士4名、パート管理栄養士1名の他、給食受託会社の日清医療食品栄養士1名、事務員1名、調理員(食器洗浄専門の方含む)16名で構成されています。

 釧路北病院入院患者さんの半数は、『経管栄養』にて栄養を摂取されています。
 また、食事を摂取されている患者さんの中には摂食嚥下機能が低下しているため、嚥下に配慮し調整された食事を必要とされている方も多くいらっしゃいます。そのため、食事の形態や調理方法などについて日々話し合いを重ね、安全な食事提供ができるよう努めています。
 さらに、季節ごとの行事食を通じて、入院中であっても季節の移ろいや味わいを感じていただけるような食事の工夫も心掛けています。

放射線科

一般撮影(X線写真)・テレビ装置(透視台)・マルチスライスCTを備え、各種検査に対応しています。
急性期医療に於いては、時に身体的な負担や痛みの伴う検査を経験しますが、当院では患者さんの負担が最小になる様、そういった負担の無い検査を心掛けます。

保健福祉部(医療相談室)

 医療相談室では入院のご相談や療養中のご相談など専門のソーシャルワーカーがご相談をうかがっています。
また、退院にむけてケアマネージャーや関係機関への連絡や必要となる調整を他の専門職と協働して行っています。
 社会福祉の立場から患者さんやご家族の不安や心配事が少しでも解決できるように、共に考えお手伝いをしています。秘密は厳守いたします。ご相談は無料です。

「どうしたらいいのだろう・・」
「どこに相談したらよいのだろう・・」
と迷ったら医療相談室までご相談ください。

ご相談内容
 ・入院するにはどうしたらいいの?
 ・療養先や入所施設を探したい
 ・介護保険制度や各種制度の利用について
 ・医療費や生活費の不安
 ・退院後の生活への不安
 ・当院に対してのご意見や苦情など


相談受付時間
平日 9時~17時
<お電話でのご相談も可能です。来院が難しい方もお気軽にご連絡ください>

連絡先
0154-55-6115(医療相談室直通)

管理部

管理部は病院の事務部門として、医師や看護師をはじめとする病院スタッフと連携して、医療現場が円滑に機能するための役割を担っています。主な業務としては受付や会計、電話応対や来院者への対応など多岐にわたりますが、患者さんと医療従事者の双方にとって安心できる環境づくりをサポートする存在として、業務の改善と質の向上に取り組んでまいります。お困りごとがございましたら、どうぞお気軽にお声がけください。

臨床薬剤科




工事中

臨床検査科




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