釧路北病院ホームページ『B面』

編集委員

釧路北病院ホームページ『B面』

「院長が聞く」シリーズ⑤

2026-08-07
言語聴覚士Mさん
今回は、北病院で言語聴覚士として働いていただいているMさんにインタビューしてみました。
 
― 院長:今回はよろしくおねがいします。出身はどちらになりますか?
Mさん:出身は札幌なのですが、転勤族だったので道外に行ったりしていて、学生時代に母の実家がある釧路に来ました。
 
― 院長:そうでしたか、言語聴覚士(ST)で働いてもらっていますが、栄養士の資格も持っているとか?
Mさん:学生時代、何か資格があった方が今後苦労しないと思って、色々と考えた末に「栄養士」の資格を取る事にしました。

― 院長:栄養士から何故言語聴覚士に?
Mさん:栄養士の資格を取ってから、給食委託会社の栄養士として10年程働いていました。施設栄養士からのリクエストに対して、委託会社としては一律の物しか提供できなくて、患者さんが食べたいものを食べてもらえる為に何か出来る方法はないか?と考え、言語聴覚士の資格を取る事を決めました。

― 院長:勉強大変だったでしょう?
Mさん:そうですね。大学卒業資格を持っていたので、夜間コースの専門学校に行き、日中は栄養士として働きながら2年間勉強しました。

― 院長:そうだったのですね。その後、何故釧路北病院に就職されたのですか?
Mさん:実習が北病院だったので、そこで「うちに来ないか?」と誘っていただいたので、そのまま就職する事になりました。

― 院長:うちの病院に来て、一番印象に感じた事はありますか?
Mさん:患者さんが亡くなった場合、一般的な病院であれば、地下の霊安室に安置されて、そこにつながる裏口から出られる事が多いと思いますが、ここでは正面玄関から退院される事に驚きました。(注1)
 
― 院長:豊増省三前理事長が創業した当時から続けている事ですが、急性期の病院では、まずない形ですよね。お仕事で何か気を付けられている事はありますか?
Mさん:まずは、患者さんの事を知る為に色々『聴く』ようにしています。無理難題を言われる事もありますが、それをすぐに否定するのではなく、まずはしっかりと聞いて考えるようにしています。患者さんとのコミュニケーションを密にとるように心がけています。

― 院長:言語聴覚士の仕事で「難しいな」と思える時はどんな時ですか?
Mさん:患者さんも「食べたい」という気持ちは持っているでしょうし、家族さんも「食べさせてあげたい」という気持ちはあると思います。ただ、嚥下状態を考えると難しい事もあり、それを判断するのは心苦しい時もあります。

― 院長:我々の仕事は、患者さんの人生にかかわるものなので、大変な事も多いですね。色々とストレスも溜まるかと思いますが、解消方法は何かありますか?
Mさん:年に2回は必ず旅行に行こうと決めています。食べる事が好きなので、それを目的にする事が多いです。その他に、登山に行ったりもします。

― 院長:登山はどちらに?
Mさん:色々ですが、以前富士山にも行きました。1回目の時は雨と風がひどくて9合目で断念しましたが、2回目の時は頂上に行くことができて、御朱印も貰ってきました。

― 院長:何かティラノサウルスになって走ってるという話を聞きましたが?
Mさん:よくYouTube等で動画に出ているのですが、ティラノサウルスの着ぐるみを着て走るレースがあるのですが、それに出ています。着ぐるみの中は結構暑くて、夏場はホント汗だくで走っています。

― 院長:動画を見ましたが、とても面白そうでした。
Mさん:今度、黄色い粉まみれになって走るというレースがあって、それにも参加してきます。せっかくの人生なので、楽しい時間が過ごせる事をしたいと思っています。

― 院長:今日は長い時間ありがとうございました。

 
インタビューを終えて(病院長より)
 当院には嚥下機能に問題のある患者さんが非常に多く、言語聴覚士には日頃から大いに活躍をしていただいています。患者さんにとって「最後まで口から食べたい」という願いはとても切実なものです。しかし、誤嚥のリスクとのバランスを考えながら支援していくことは、難しい判断を伴う場面も少なくありません。Mさんは、栄養士と言語聴覚士という二つの資格を持ち、その両方の専門性を生かして患者さんを支えてくださっています。当院にとっては、とても頼もしく、なくてはならない存在です。
 プライベートでは、アクティブに様々なことに挑戦しておられるようです。中でも、自前のMyティラノザウルスを持っておられるとのことでしたので、今後はティラノザウルスとしての活躍にも期待しております。
(注1)
 釧路北病院は高齢の方が多いので、入院中残念ながら亡くなられる事もあります。
 その際、一般的な病院では、一度霊安室に安置し裏口より退院される事が殆どです。
 しかし釧路北病院では、豊増省三前理事長が「亡くなられ病院を出られる時まで患者さんの尊厳を守る為に」という事から、平成元年の創業当時から必ず正面玄関から退院していただく事としています。退院時は、医師、担当看護師・看護補助者だけでなく、リハビリスタッフや事務職員に至まで、その時に出られる全ての職員が玄関に出て見送る事にしています。
 外来やお見舞いで来られる方にはビックリされる事もありますが、この方針はずっと続けていて、他の夕秀の里施設でも同様に行っています。

 「患者さんの尊厳を守る」事については、釧路北病院の理念にも書かれており、大切にしている事の一つになります。

「院長が聞く」シリーズ④

2026-07-21
相談員Mさん
今回は、北病院で医療相談員として働いていただいているMさんにインタビューしてみました。
 
― 院長:今回はよろしくおねがいします。出身はどちらになりますか?
Mさん:出身は釧路なのですが、親の転勤で小学校2年生から帯広に行き、そこで育ちました。大学から旭川に行き、卒業後は旭川で数年働きました。
 
― 院長:そうなのですね。相談員になろうと思った切っ掛けは何かあるのですか?
Mさん:大学を選ぶ時、漠然と「福祉に興味があっていいかな~」と思い、福祉学部のある大学に行きました。ただ、今思うと、祖父が認知症になってしまい、それを見ていた事や、姉が看護師の学校に行っていた事がその医療・福祉の道に進むきっかけになったのかもしれません。

― 院長:漠然とと思っても、何か切っ掛けってあるものですね。その後、何故釧路に?
Mさん:親が転勤で釧路へ戻っていて、母や祖母の病気などもあり釧路に戻って来る事に決めました。

― 院長:相談員は、病院と患者・家族さんの窓口となる仕事をして大変な業務かと思います。その辺どうですか?
Mさん:それぞれの患者さん・ご家族で違いがあって、色々なケースがあります。「これだと大丈夫」と思えるような正解がなく、それぞれに合わせた対応が必要で難しく感じます。

― 院長:それはとても大変なのではないかと思います。対応する際に気を付けているものはありますか?
Mさん:『話を聴く』という事をとても大切にしています。相手に寄り添えるように心掛けています。

― 院長:患者・ご家族さんもとても不安な事が一杯だと思うので、そうやってもらえると、とても嬉しく思うでしょうね。北病院に入社した時に何か感じた事はありますか?
Mさん:全室個室というところに驚きました。コロナ禍で面会制限をしていた時期もありましたが、個室という強みもあって比較的他の病院よりも早く面会が可能になったおかげで、患者さんも家族も「会えるのが嬉しい」と喜んでいたのが印象的です。
 
― 院長:近年では他の病院も少しずつ面会できるようになってきましたよね?
Mさん:そうですね。それでもまだ他の病院では時間制限やお子さん等の年齢制限を設けている所も多い印象です。北病院は個室なので他の患者さんへの影響が少ないので、そこは強みなのではないかと思います。

― 院長:最初の頃、個室では寂しい人もいるという話もありましたが?
Mさん:そういう患者さんもいるかもしれません。ただ、今の時代となっては個室の方が良いという方も多いように感じます。

― 院長:相談員は様々な『間(あいだ)』に立つお仕事なので、ストレス等もたまりやすいのではないかと思いますが、解消方法とかありますか?
Mさん:よい睡眠で解消されると思いますが、旅行や美味しいものを食べるのが好きなので、それで解消するようにしています。

― 院長:食と睡眠はとても大切ですよね。今度、旅の思い出や美味しいものがあれば教えて下さい。今日は色々とありがとうございました。

 
インタビューを終えて(病院長より)
 当院の医療相談室では、他の医療機関との連携窓口としての役割だけでなく、さまざまな背景を持つ患者さんやご家族に寄り添いながら、院内スタッフとの調整役としても重要な役割を担っています。
 Mさんは、いつも笑顔と穏やかな雰囲気で、患者さんやご家族、病院スタッフに接してくれています。また、必要なことはきちんと伝える芯の強さも感じます。それぞれの思いを丁寧にくみ取り、円滑な連携につなげてくれる姿は、病院にとってなくてはならない存在です。休日にはご両親と旅行に出かけるなど、ご家族を大切にする親孝行な一面もあるそうです。患者さんやご家族の人生に関わる仕事は、時に精神的な負担も大きいものですが、これからも仕事とプライベートを上手に切り替えながら、持ち前の優しさと誠実さで活躍していただきたいと思います。

御神輿

2026-07-14
毎年、8月10日に釧路市内にある『共栄稲荷神社』の御神輿が御来輿されます。

神社のお祭りでは、釧路駅北口周辺を御神輿が回るのですが、そこから数キロ離れた夕秀の里の各施設も回っていただいています。
御神輿をトラックに載せ、担ぎ手をバスに乗せて、この釧路市昭和地区にやってきます。
釧路北病院前でご祈祷後、威勢のいい「せいやっ、せいやっ」という大きな掛け声を上げながら病院内のロビーにいる患者さんの目の前まで来てくれます。
日頃、中々外に出る事が少ない患者さんにとって、楽しめる行事の一つとなっています。

★今年も御神輿がやってきます★
日 時:8月10日(月)午後13時30分~(予定)
※時間は状況により変わる事があります。また、豪雨等の天候により中止になる場合があります
※釧路北病院入口付近で行事を行いますが、面会のご家族様は通常通り面会が出来ます

「院長が聞く」シリーズ③

2026-06-25
介護福祉士(看護補助者)Mさん
今回は、北病院で看護補助者(介護福祉士)として働いていただいているMさんにインタビューしてみました。
 
― 院長:今回はよろしくおねがいします。出身はどちらになりますか?
Mさん:出身は釧路なのですが、色々な事情から中学生くらいの時に家族のゆかりのある中部地方へ移住しました。
 
― 院長:そうでしたか、介護福祉士の資格をお持ちとの事ですが、中部地方でとったのですか?
Mさん:そうですね。高校卒業してから近くの老健施設に勤め始めました。働き始めてから「看護師を目指そう」と思っていたのですが、出産などもあって断念することになってしまいました。その後に障がい者施設の立ち上げから働ける機会があり、そこで働きながら勉強して資格をとりました。

― 院長:色々とご苦労されていたのですね。その後に釧路に来たのですか?
Mさん:いいえ。家族の事情から北海道へ移住することになって、色々と仕事を探していたのですが、牛のお世話をすることになりました。

― 院長:人間ではなく牛ですか?
Mさん:ええ(笑)。東京には移住の相談ができるところがあるのですが、旦那さんが農業高校出身ということもあって、そっち方面の仕事が良いと考え、十勝の酪農法人が良いということになり、私も同じところで働くことになりました。

― 院長:酪農はすごく大変な印象がありますが・・・
Mさん:朝は太陽が昇る前位から仕事が始まり、お昼頃は長い休憩がありますが、その後夕方まで仕事があり、休みも週1位しかないので大変だと思います。一応、仕事が分かれている部分もあって、私は子牛の世話をする役割でした。

― 院長:子牛でもすごい力と聞いたことがあるので、本当に大変だったと思います。その後に釧路へ?
Mさん:家庭の事情もあって釧路に来ることになり、私も違う仕事をと思っていましたし、病院で働きたいという希望もあったので、釧路北病院に勤めることになりました。
 
― 院長:来てくれてありがとうございます。以前は(上記にある)老健施設に勤めていたとお聞きしましたが、実際に北病院に勤めてみていかがですか?
Mさん:朝に職員唱和があるのですが、病院の理念(前理事長)の思いとかが詰まっていて、それ(理念)がとても良いと感じました。

― 院長:業務を行う上で何か気を付けていることはありますか?
Mさん:人間関係はとても大切なので、皆さんと仲良く仕事ができるようにしています。その他に、患者さんにとって少しでも良い生活を送っていただけるようにと思って、ちょっとした事でも職員同士で連携をとって、色々とお世話できるように努めています。

― 院長:それはとても素晴らしい事だと思います。是非続けてもらいたいです。今後の目標とかやりたいことは?
Mさん:まだ病院に来てから2年ちょっとしかたっていないので、色々と勉強していきたいと思います。プライベートでは、様々な事に挑戦したいと思っています。近々では、恋問(白糠)で行われる海岸に漂流している物を調べるイベントがあるので、それに参加したいと考えています。

― 院長:それは、面白そうですね。どんなものが流れてくるのかぜひ教えてください。今日は長い時間ありがとうございました。

 
インタビューを終えて(病院長より)
今回は、牛のお世話もできる介護福祉士さんにお話を伺いました。ついつい人のお世話の話以上に、牛のお世話の話しに引き込まれてしまいました。牛も人もお世話をするのは大変なことですが、それぞれにいろいろな苦労があるのですね。
牧場によって牛の飼育方法に違いがあり、穏やかに接していると牛の性格も穏やかになるというお話は、とても興味深く感じました。人間も同じかもしれません。
Mさんは行動力があり、とてもパワフルな方ですが、その一方で細やかな観察力を備えた繊細さも持ち合わせているように感じました。牛にも人にも優しく向き合う姿勢が、日頃の介護にも生かされているのではないかと思いました。

パークゴルフ場

2026-06-02
釧路北病院裏手には、パークゴルフ場があり、毎年5月下旬~6月にオープンします。

18ホールのコースは、起伏が少なく、広い公園の中を散歩する位の運動量で楽しめます。
コースもOB杭を減らしているので、初心者や小学生などでも簡単に遊べます。

コース入口付近にあるクラブハウスには、天然温泉を使った足湯があります。
このお湯は、釧路北病院だけでなく老健くしろ・百花苑・楽寿苑等の施設でもお風呂に使われています。
コースを回って疲れた足をリフレッシュするのには丁度良いと思います。

施設は無料で、一般にも開放しております。
お時間のある時に、利用してみてはいかがでしょうか?

夕秀の里オープンパークゴルフクラブ
営業時間:9時30分~16時00
休業日:月曜日(祝日の場合は次の日)
※雨天の日は休業にする場合があります
足湯:火曜日~金曜日の営業日のみ利用可能
※貸出クラブ・タオル等はございません

MAE
最初12
2026年
08月
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
TOPへ戻る